千の風になって

先月26日、私の短大時代の友人が亡くなりました。
ガンでした。

「チカ、今夜が山だから、覚悟をしておいて。」
M子から、そう電話がかかってきたのは22日の月曜日の夜でした。

あまりにも突然のことで、「えっ、えっ、、、」って軽くパニックになりました。
M子の話によると、1年ぐらい前に一度手術をし、摘出。
それが、今夏、また再発し、ずっと入退院を繰り返していたらしいのです。
直腸にできたガン細胞は、すでに全身に転移をしており、骨にまで達していて、もうどうにもならないとのことでした。

正直、何いっちゃってるのと思いました。
2人目の子供も生まれて、楽しく過ごしているんだとばかり思っていたのに、突然、今夜が山だなんて―。
「みんなには言わないで。」そう口止めされていたそうです。

でも、でも、そんなのヒドイ。
なんで、もっと早く言ってくれなかったの!
「私はガンです、もうじき死にます」なんて、そんなことモチロン言えるわけないだろうけど、でも、うちらに何も言わないで逝くつもりなんて、ヒドイよ。

卒業したての頃は、結構頻繁に遊んでました。
でも、一人、また一人と、結婚したり、子供が出来たりでなかなか会える機会がなくなって。
私も、仕事が忙しくって、もう3年近く会っていませんでした。

いつでも会える―そう思ってた。


その電話の後の1週間は、長かった。
いつもはカバンにしまっている携帯を傍らにだして、いつ、どんな連絡が来てもいいようにしてた。
「きっと、大丈夫。チカは、負けない。」そう祈りながら、ずっと応援してた。
「頑張ってるんだから、絶対に負けない。」
「子供2人置いて、チカはいかない。」
「うちらに、何も言わないで勝手にいくなんて、冗談じゃない!」
「いつか、私の結婚式に出席してもらわなきゃいけないんだから!」
そういって、ずっとパワーを送ってた。
1日中、ずっと送ってた。

24日、M子からメール。
「あれから、3回もヤマを越えて、頑張ってるみたいです!」

きっと、大丈夫。
チカは負けない。
だから、まだ泣かない。
チカは強いから、負けない。ガンにだって勝てる!
山なんて、乗り越えちまえ!
奇跡は起きるものじゃなく、越すものなんだ!

そう強く祈ってた。
チカの生命力を信じて、チカも好きだって言ってくれた吉井のライブも行った。
会場から、エールを送った。

チカは、頑張ってる、きっと勝てる、大丈夫、まだ、いかない―


だけど、チカは26日の15時半頃、いってしまいました。

信じられなかった。
ウソだと思った。

28日、通夜。
当日、仕事だった。
頑張った。
「今日は一番いい笑顔で仕事してるよ!」ってS司サンに褒められた。
これから悲しいところへ行くから、めいっぱいの笑顔で頑張ったんだよ。
そして、世界で一番幸せな場所から、悲しい場所へ向かった。

急遽集まった総勢13名。
クラス51名のうち、13名も集まった。
すごいよね。

「次に集まるのは誰の結婚式かな?」なんて言ってたのに、まさか、こんな形で集まるとは思ってもいなかった。

Z寺に到着すると、既に読経が始まっていた。
チカの名前が書かれた看板をみて、そこで初めて「あぁ、チカのなんだ」って思った。
涙が出そうだった。
でも、ちゃんと送りたかったから、空を仰いで我慢した。
お焼香して、花に囲まれるチカの遺影に「チカ、頑張ったね、お疲れ」って言った。
でも、どこか信じられなかった。
これは、嘘なんじゃないか、悪い夢なんじゃないかって思った。

翌、29日 告別式。
仕事よりもチカを見送るのを選んだ。

会場には、チカの好きだった"ゆず"の曲が流れていた。
それ、反則だよ。

最後のお別れ。
旦那のたぁー君が長男のTキくんを抱いて泣いている。
チカのご両親が泣いている。
チカの2人の子供達―TキくんとKエちゃんの、無邪気な笑顔が逆に悲しい。

百合の花を一輪持って、チカのところへ行った。
順番に、棺の中に花を入れていく。
自分の番が近づいてくる。

―ウソダヨ、チカジャナイヨ―

チカの顔を見ても、チカが死んだなんて信じられなかった。

出棺。
バスで1時間の火葬場まで見送りに行った。

本当に最後のお別れ。
「チカ、お疲れ様。よく頑張ったね。またね!」

通夜のあと、ぶーにゃんからのメール。
「さようならじゃなくてまたねって言ったんだ」
って、そう言うから、私も、「またね!」って言った。

「さようなら」じゃなくて、「またね」

扉が閉められた後、チカは30~40分で出てきた。
早かった。
真っ白で、キレイなお骨だった。
一番大きな骨壷に、溢れんばかりに入った。

顔も見たのに、お骨も見たのに、やっぱり信じられなかった。
まだ、チカはどこかで生きていて、いつでも会える気がした。
「久し振りー!」ってひょっこり現れそうだった。



人生80年という。
今は、もっと長生きかもしれないこの世の中、まだ、人生半分すらも生きてない。
まだまだこれから、そんな歳。

学校にもあがってない子供2人と、旦那を残して、チカは逝ってしまった。
なんで、チカなんだろう。
どうして、チカなんだろう。
悔しかった。

出棺の時、喪主である、たぁーくんの挨拶。
「この病気が、治る病になりますように」それが、心に残ってます。

チカは千の風になりました。
きっと、いつでも家族や私達の傍を吹き抜けていると思います。

そして、またあえる日まで―。

いつか、私達が寿命をまっとうし、そっちにいったら、また遊ぼうね。
ううん、待ってなくてもいい。
転生する時が来たならば、先に生まれ変わっていてください。
見つけるから。
そして、また、私と友達になってね、チカ。



そして、最後に新しいニュース
ジャーコが来年2月に結婚するそうです。

チカ、楽しみにしてたらしい。
ちゃんとチカの分の席も空けておかないとね!

今度、みんなが集まるときは、楽しいイベント。
元気だしていくぞ!


悲しい時は、この2曲で元気出します!p(´∇`)q ファイトォ~♪

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